二階氏(左)と握手を交わす秋氏=12日、ソウル(聯合ニュース)
二階氏(左)と握手を交わす秋氏=12日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国与党「共に民主党」の秋美愛(チュ・ミエ)代表は12日、国会内で安倍晋三首相の特使として来韓した自民党の二階俊博幹事長らと会談後、自身のフェイスブックに「慰安婦(被害者)に対する日本の明白な謝罪と韓日の慰安婦(合意の)再交渉を求めた」と書き込んだ。 元判事の秋氏は「判決が確定した後も重要な証拠が見つかった場合は再審できる」として、「真実追求に向けて努力と協力をしなかった日本がわずかな金を渡し、最終的かつ不可逆的(に解決した)とした合意に韓国の国民は同意できないとはっきり話した」と強調。「二階幹事長は両国の約束であるだけに合意を守るべきだと主張したが、約束だから守らなければならないというのは契約法上の論理にすぎないと反論した」と伝えた。 また、「慰安婦問題は戦時に幼い少女を性奴隷として連れて行った人権と正義に関する自然法の問題のため、契約法の論理を適用できないと話した」と明らかにした。 秋氏は二階氏らと会談した際、「前政権では両国の間に大小の誤解や対立があり、両国国民の間で良くない感情につながることもあった」と指摘し、「両国は正すべきことは正した上で信頼に基づいた未来志向の関係に改善していかなければならない時期だと思う」との認識を示した。 同党の朴完柱(パク・ワンジュ)院内首席報道官は「慰安婦被害者問題など韓日間の歴史的な対立を解消することは、両国がまず解決しなければならない課題」として、「慰安婦問題と関連した特使(二階氏)の慎重さを欠いた発言に憂慮と警戒を表明するとともに、韓国国民の願いが何なのかを正確に理解し、真摯(しんし)な謝罪と相応の措置があって初めて、両国は建設的な未来に進めることを強調する」とした論評を発表した。 論評は「北のミサイル挑発への対応や北東アジアの平和維持、経済協力の拡大など、両国が解決すべき問題が山積している状況で訪韓した特使団が新しい時代に見合う成果を挙げ、帰国することを望む」とした。
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