車両の消毒を行う防疫関係者=5日、済州(聯合ニュース)
車両の消毒を行う防疫関係者=5日、済州(聯合ニュース)
【全国総合聯合ニュース】鳥インフルエンザが韓国各地で発生していることを受け、地方自治体は特別防疫対策を立てるなど積極的な対応に乗り出した。 韓国南西部の全羅北道は、同道群山市瑞穂面で3日に鳥インフルエンザが発生したことを受け特別防疫対策を立て、発生した農家から供給された全州と群山の農家の烏骨鶏(うこっけい)を全て殺処分した。 同道は5日から事態が終息するまで伝統市場と農園型市場での山鶏の販売など流通を禁止し、100羽未満の小規模家禽(かきん)類農家の防疫実態を一斉点検する。 また、今回鳥インフルエンザが初めて発生した済州道は、該当する農家周辺の四つの農家で鶏・アヒル約1万3000羽を予防のため殺処分した。車両と人の移動を通じた拡散を防ぐために農場主の住宅と該当する農場周辺に防疫帯を設定し、周辺に詰所と消毒施設を設置して移動の制限と消毒を行っている。 家禽農家の精密検査、空港・港湾の防疫強化、家禽・家禽産物の搬出制限などの措置も実施されている。 南東部の釜山市は4日、簡易検査で陽性反応が出た機張郡の農家の鶏、アヒル、烏骨鶏4228羽を殺処分して埋却した。 鳥インフルエンザの対応レベルが「注意」から「警戒」に引き上げられたことで、地域の伝統市場3カ所で生きた鶏の販売を禁止した。 釜山市と機張郡は高病原性鳥インフルエンザの発生が疑われると、4日から発生農家の出入り口に詰所を設置したほか、家畜防疫本部初動防疫チームを投入し、農場の入り口を塞いで防疫している。 北西部の京畿道坡州市も、鳥インフルエンザが発生した群山の種鶏農場から家禽類の供給を受ける農場の鶏を緊急殺処分し、防疫対策本部を稼働させた。 南東部の慶尚南道と市は14の農家に移動制限命令を下し、梁山市全域で稼働中の消毒施設の運営など防疫作業を行っている。
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