【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部のノ・ジェチョン広報室長は30日の定例会見で、北朝鮮が新型の精密誘導弾道ミサイルの発射実験に「成功した」と同日報じたことと関連し、「地対艦または地対地(ミサイル)用に精度を上げたとする主張に対しては、綿密な分析が必要だ」と述べた。 北朝鮮の朝鮮中央通信はこの日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の立ち会いのもと、精密誘導システムを導入した新たな弾道ミサイルの発射実験に成功したと報道。目標に7メートルの誤差で命中したと伝えた。29日朝に南東部の江原道・元山付近から発射した弾道ミサイルを指すとみられる。 ノ氏はこのミサイルについて、「スカッド系列のミサイルを改良して発射したようだ」と述べ、韓米は29日に発射されたミサイルを1発と判断したと伝えた。 専門家らは、北朝鮮はこのミサイルに海上の物体を探索する装置を装着しなかったとみている。ただ、全地球測位システム(GPS)受信装置は備えており、地上の動かない施設を攻撃する能力を持っていると分析した。また、29日のミサイルは最大射程1000キロの「スカッドER」級だったと評価している。
Copyright 2017(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0