プーチン大統領(右端)との会談で文大統領の親書を手渡す宋氏=(聯合ニュース)
プーチン大統領(右端)との会談で文大統領の親書を手渡す宋氏=(聯合ニュース)
【モスクワ聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使としてロシアを訪れた与党「共に民主党」の宋永吉(ソン・ヨンギル)国会議員は25日(現地時間)、タス通信とのインタビューで、北朝鮮核問題を巡る6カ国協議の再開を支持するとの文大統領の立場を明らかにした。 ロシアが支持している6カ国協議再開の展望について宋氏は「文大統領も6カ国協議の再開の必要性に力点を置いている」と説明した。 また、協議再開のために二つの前提条件が必要だとし、「一つ目は北朝鮮の態度の変化で、二つ目は6カ国協議再開の必要性に同意するよう、米国と日本を説得することだ」と述べた。 まず北朝鮮が核・ミサイル開発プログラムを強行するという現在の立場を変えなければならず、その上で米・日が北朝鮮の核問題解決のために6カ国協議が有用な交渉の枠組みであることを確信すれば協議再開が可能だとの立場を示したものだ。 宋氏は中国とロシアがすでに協議再開を支持しているため、これらの条件が整えば6カ国協議再開の可能性に対する検討に着手できると見通した。 また、中国とロシアが米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に反対していることについては、個人的にTHAAD配備問題は韓国の国会で批准などの手続きを経なければならないと考えると伝えた。 22日にロシアに到着した宋氏は、プーチン大統領との会談をはじめ、ロシアの政府高官や議会指導部との会合など、特使としての4日間の日程を終えて26日出国した。
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