文大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
文大統領(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は19日、国連のグテレス事務総長と電話会談を行った。青瓦台(大統領府)が発表した。 文大統領は「国連事務総長の報道官声明を通じ、北のミサイル発射を糾弾し、北が国際的な義務を履行し、非核化の道を進むよう求めたことを評価する」とした上で、「国際社会とともに制裁や対話などすべての手段を活用し、果敢かつ根本的な北の非核化を推進する」と伝えた。また国連安全保障理事会をはじめ、国連と目標達成のために緊密に協力すると話した。 その上で、「グテレス事務総長が今年を平和の年にするために紛争の解決と平和の構築に力を注ぐことに新政権も協力する」と強調した。 これに対し、グテレス事務総長は1989年に北朝鮮を訪問した際の経験に触れ、「北東アジアの平和維持が大変重要な時期にある。朝鮮半島での全面的な軍事的衝突はどのようなコストをかけても防がなければならない」と述べた。  9月の国連総会への参加要請について文大統領は「積極的に検討する」と応じたという。また7月に開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議の際に会談することで一致した。 同日午後5時から行われた欧州連合(EU)のトゥスク大統領との電話会談では、「韓国とEUの戦略的パートナー関係の発展に非常に満足している」と伝えた。 また、「EUが韓国の北の核廃棄政策を一貫して支持してきたことに感謝する」とし、「EUはイラン核問題の合意でも重要な役割を果たしたことから、今後、北が核を完全に廃棄するために韓国とEUの戦略的な対話と協力の強化を願う」と話した。 トゥスク大統領は「来週イタリアで開かれる先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)に向け、北朝鮮に対する立場を示した決議案を準備中」とし、「韓国に意見があれば送ってほしい。反映するよう努力する」と応じた。
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