北朝鮮の「火星12」、通常発射時は4500~5000キロ飛行=韓国国防部(提供:news1)
北朝鮮の「火星12」、通常発射時は4500~5000キロ飛行=韓国国防部(提供:news1)
北朝鮮が去る14日に発射した弾道ミサイル「火星12」と関連し、韓国国防部が通常の角度で発射した場合、4500~500キロ飛行が可能だと明らかにした。

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 朝鮮半島有事の際、増援戦力が配置されているグアムはもちろん、米国の太平洋司令部があるハワイまで北朝鮮ミサイルの打撃圏に入ったというものだ。

 国防部の韓民求(ハン・ミング)長官は16日「北朝鮮の弾道ミサイル発射関連の状況評価及び対応」という資料を通じてこのように述べた。

 国防部はこの日、韓日米の共同分析結果をもとに14日に発射された「火星12」ミサイルが、日本海(東海)で最大高度2110キロ、距離約780キロを飛行したと最終確認した。

 発射当日、合同参謀本部は北朝鮮のミサイルが約700キロ飛行したとし、早期に分析結果を明かしていた。当時、日本の防衛省は800キロに達するとしていた。

 国防部はまた日韓米の飛行情報分析結果、北朝鮮による「火星12」と命名された弾道ミサイルが相次ぎ失敗したミサイル「ムスダン」(9回中1回成功)より性能が向上した「中距離弾道ミサイル(IRBM級)」と評価した。

 なお国防部は今後、北朝鮮に対する国際圧迫が強化される場合、核実験や弾道ミサイル発射、接敵の地・海域挑発など多様な戦略的・戦術的挑発の可能性があると見通した。

 これに国防部は北朝鮮の追加挑発に対する対備態勢を維持し、北朝鮮の核・ミサイル能力高度化に対応するための軍の能力と態勢を持続的に補完すると伝えた。

 北朝鮮は今年7回10発の弾道ミサイルを発射しており、金正恩(キム・ジョンウン)執権後、計33回51発の弾道ミサイル挑発を敢行した。



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