記者団の質問に答える李氏=15日、ソウル(聯合ニュース)
記者団の質問に答える李氏=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国首相候補に指名された李洛淵(イ・ナクヨン)氏は15日、ソウル市内の首相人事聴聞会準備事務所前で記者団に対日関係について話し、「短期間のうちに双方が満足できるほど改善することは容易ではない」との考えを示した。 李氏は1989~93年に大手紙・東亜日報の東京特派員を務め、2008~12年には超党派の韓日議員連盟の副会長兼幹事長を務めた知日派として知られる。 李氏は日本のメディアが知日派が首相候補に選ばれたことを詳しく伝えたことに関し、「日本側がわれわれの現実より過度な期待を持っているようで大きな負担を感じている」として、「首相に任命されても首相が外交と安全保障問題に関与することには一定の限界がある」と述べた。 旧日本軍の慰安婦問題を巡る日本との合意の再交渉については、「具体的に言及する立場ではない」としながらも、「日本に特使として派遣される文喜相(ムン・ヒサン)議員が『第三の道』に言及したが、斬新なアイデアだと思う。具体的にどうまとめられるか興味深く見守っている」と答えた。 文氏は14日、聯合ニュースの取材に対し、慰安婦合意の再交渉について、「文大統領は安倍晋三首相との電話会談で(合意の)破棄や再交渉に一切言及しなかった」として、「第三の道」を模索する必要があるとの考えを明らかにした。
Copyright 2017(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0