北京の空港に到着した朴氏=13日、北京(聯合ニュース)
北京の空港に到着した朴氏=13日、北京(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】中国・北京で開かれている現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に関する国際会議に出席した韓国代表団の団長を務める与党「共に民主党」の朴炳錫(パク・ビョンソク)国会議員は15日、記者団に対し、14日夜に習近平国家主席と面会したことを明らかにした。 朴氏は「文在寅(ムン・ジェイン)大統領のメッセージを伝え、(中国側の)さまざまな配慮に謝意を表した」と表明。「習主席は文大統領との電話会談に大きな満足感を示し、文大統領の政治哲学と理念を高く評価して共通点が多いと話した」として、「(習主席は)韓中関係を非常に重視しなければならず、韓中関係の発展は両国はもちろん、世界平和にも極めて重要だと強調した」と言及した。 ただ、中国が強く反発している米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備問題については議論せず、李海チャン(イ・ヘチャン)元首相が中国に特使として派遣され、その後にTHAADや北朝鮮の核問題を議論する政府代表団が訪中すると説明した。 朴氏は14日夜、会議のレセプションで中国側から習主席との面会の通知を受け、レセプション後に約10分間、習主席と個別に面会した。 会議には世界29カ国の首脳や約120人の各国代表が参加したが、習主席と面会していない首脳もいる。習主席は韓国に特別に配慮し、面会したとされる。 朴氏は「習主席と文大統領の電話会談を機に、予定になかった習主席との面会が行われ、これまでぎくしゃくしていた韓中関係の改善のきっかけになったと思う」と強調した。
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