尹長官(左)と岸田外相(資料写真)=(聯合ニュース)
尹長官(左)と岸田外相(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官は14日午前、日本の岸田文雄外相と電話会談し、北朝鮮の弾道ミサイル発射を巡る対応策を協議した。外交部当局者が明らかにした。 電話会談は午前10時半から約15分行われた。両外相は北朝鮮の弾道ミサイル発射が国連安全保障理事会の決議に違反するとの点を確認し、今後の対応を巡る連携について議論したとされる。 また、北朝鮮核問題を巡る6カ国協議の韓米日の首席代表もこの日電話協議し、北朝鮮のミサイル発射への対応を協議した。 外交部当局者によると、同部の金ホン均(キム・ホンギュン)朝鮮半島平和交渉本部長は米国のジョセフ・ユン国務省北朝鮮担当特別代表、日本の金杉憲治・外務省アジア大洋州局長とそれぞれ電話協議した。3カ国の首席代表は北朝鮮の弾道ミサイル発射に断固として対応することで一致し、安保理レベルでの措置を含め今後の対応で緊密に連携することにしたという。 北朝鮮は同日午前5時27分ごろ、北西部の平安北道・亀城付近から弾道ミサイル1発を発射した。ミサイルは高い角度で発射され、飛行距離が700キロを超えると推定される。北朝鮮の弾道ミサイル発射は今年に入り7回目。 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領就任からわずか4日後に北朝鮮が強行したミサイル発射を巡り、韓日外相、韓米日3カ国の6カ国協議首席代表が迅速に電話協議したことで、文政権発足後も3カ国が揺ぎなく連携していく姿勢を示した。
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