北朝鮮が今月2日に行ったミサイル発射実験の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
北朝鮮が今月2日に行ったミサイル発射実験の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は14日午前5時27分ごろ、北西部の平安北道・亀城付近から弾道ミサイル1発を発射した。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領はミサイルの発射直後に国家安全保障会議(NSC)の招集を指示し、対応に着手した。 合同参謀本部によるとミサイルの飛行距離は700キロを超えると推定される。飛行距離が長いことからミサイル発射実験は成功した可能性が高いとみられる。さらに詳しい情報については韓米が分析を進めている。 亀城では今年2月12日に中長距離弾道ミサイル「北極星2」が発射されている。北極星2は約500キロ飛行し、最高高度は約550キロだった。 北朝鮮のミサイル発射は先月29日以来、半月ぶり。このとき発射された新型と推定されるミサイルは発射後数分で空中爆発したとみられている。 今年に入り北朝鮮が実施した弾道ミサイルの発射実験は今回を含め7回目。文大統領の就任後では初めてとなる。文政権発足を機に南北間対話が始まる可能性が高いとみられていただけに注目が集まる。 今回のミサイル発射は文政権の対北朝鮮政策の基調を探るとともに、朝鮮半島情勢の変化を受けて米朝、南北間での対話が模索されていることを踏まえ、機先を制する目的ではないかとの分析が出ている。 文大統領にとっては今回のミサイル発射が対北朝鮮でどのような対応に出るのか試されることになる。
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