仁川空港公社で関係者らにあいさつする文大統領(中央)=12日、仁川(聯合ニュース)
仁川空港公社で関係者らにあいさつする文大統領(中央)=12日、仁川(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は12日午前、仁川国際空港を運営する仁川空港公社を訪問し、同公社の関係者らと意見交換した。 10日に就任した文大統領が青瓦台(大統領府)と国会以外で公式日程を行うのは初めて。公共機関の非正規雇用を正規雇用に切り替えるなど、質の高い雇用創出に取り組む方針を明らかにした。 文氏は選挙期間中に「雇用大統領」を掲げ、雇用創出を国政の最優先課題の一つにする考えを示していた。 就任初日には「第1号」の業務指示として、柳一鎬(ユ・イルホ)経済副首相兼企画財政部長官に対し雇用状況を点検し、すぐにも改善できるものは報告するよう指示を出した。また、大統領直属の雇用委員会設置を準備するよう指示した。 11日には青瓦台の組織改編を行い、長官級の室長が率いる政策室を復活させ、同室所属として雇用首席秘書官を上級首席秘書官に配置した。 就任直後から相次いで雇用に関連するメッセージや業務指示を出し、雇用問題に最優先で取り組む姿勢をアピールしている。 雇用問題を「準災害事態」と規定する文大統領は今後、公務員17万4000人を含めて公共部門で81万人の雇用を創出するとした公約を中心に、非正規雇用の正規雇用への転換などに関する政策を本格的に進める見通しだ。
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