新任の首席秘書官らとの昼食会で発言する文在寅大統領=11日、ソウル(聯合ニュース)
新任の首席秘書官らとの昼食会で発言する文在寅大統領=11日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領への就任から2日目を迎えた文在寅(ムン・ジェイン)氏が、選挙戦で訴えた「コミュニケーションする大統領」をさっそく実践に移しており、注目を集めている。 文氏は11日、青瓦台(大統領府)で任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長や新任の首席秘書官、秘書官と円卓を囲み昼食を共にした。文氏の向かいに座ったのは李正道(イ・ジョンド)総務秘書官。青瓦台関係者は、首席ではない秘書官が大統領と向かい合って座り、食事を共にすること自体がめったにないことだと口をそろえる。昼食後、文氏らはコーヒーを片手に外に出て青瓦台の敷地内を散歩した。 青瓦台関係者はこれについて、「垣根なく対話すると訴えてきた文大統領が、まずは側近とコミュニケーションを図ろうとしているのだろう」と説明している。 首席秘書官らとの散歩の予定が前もって記者に知らされていたことも異例だ。これまでは警護上の理由などから、こうした日程は非公開、または後から伝えられるのが慣例だった。 また、就任初日となる10日の日程は文氏のフェイスブック(交流サイト)で公開されていた。こうした大統領の日程公開も、選挙戦で文氏が国民に約束していたことだ。ただ、警護上の問題が発生しかねないことから、青瓦台は今後も日程を公開し続けるかどうかを検討中とされる。
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