利用者が多いソウル地下鉄9号線(資料写真)=(聯合ニュース)
利用者が多いソウル地下鉄9号線(資料写真)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国で文在寅(ムン・ジェイン)大統領が就任し、同氏が掲げていた交通面の公約が実現するか、関心が集まっている。交通政策は広く国民に実質的な影響を及ぼす。文氏は選挙期間中の先月16日、通勤時間帯の広域バスと急行列車の増便、高速道路の料金引き下げ・無料区間の新設などを柱とする公約を発表していた。 文氏は韓国の平均通勤時間が58分、首都圏の場合は平均1時間36分と長いことに着目。まずは首都圏で利用者が多い電車の路線から急行列車の運行本数を大幅に増やすとした。 また、国土交通部に「大都市圏広域交通庁」を新設するとした。公共交通政策の効率性を高め、市・道をまたいで運行する広域バスの路線新設・増設に取り組む構想だ。首都圏の広域バスを大幅に増やすことで、座って通勤できるようにする。 文氏は高速道路の料金見直しにも言及している。料金を現実にそぐうよう引き下げ、最終的には無料化したい考えだ。まず一部の高速道路に無料区間を設けると約束した。これにより地域間の往来をしやすくし、観光客の便宜も図る。 こうした公約について専門家からは、各機関の実情などに照らすと容易でないとの意見も上がっている。
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