光化門広場を訪れ、支持者にあいさつする文氏=9日、ソウル(聯合ニュース)
光化門広場を訪れ、支持者にあいさつする文氏=9日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の大統領選で当選を決めた進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏が10日にも首相候補を指名することが分かった。李洛淵(イ・ナクヨン)全羅南道知事(64)が有力視されるという。大統領秘書室長には同党の任鍾晳(イム・ジョンソク)元国会議員(50)が事実上内定したもようだ。 複数の関係者は聯合ニュースに対し、「文氏が長い間、気にしていた人物が李氏」として、「時間がないだけに、きょう指名の手続きを進める可能性がある」と述べた。 文氏は共に民主党の支持基盤の全羅道出身の人物を起用する意向を示していた。 李氏は東亜日報の記者出身で、2000年に初当選。4期を務めた。02年には大統領選で勝利した盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏の報道官に起用された。08~12年には超党派の韓日議員連盟の副会長兼幹事長、12年に首席副会長を務めた。 文氏は同日、大統領秘書室長など青瓦台(大統領府)の一部の参謀の人事を行う見通しだ。 任氏は大学生時代、民主化運動に取り組んだ人物で、ソウル市副市長に就任し朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長の側近とされたが、昨年末、文氏の要請を受けて党の予備選と大統領選で文氏の秘書室長を務めた。 首席秘書官の人選もほぼ固まり、まず民政・人事・総務首席秘書官と報道官などを任命するとされる。
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