遊説を行う(左から)文氏、洪氏、安氏、劉氏、沈氏=(聯合ニュース)
遊説を行う(左から)文氏、洪氏、安氏、劉氏、沈氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】今後5年間、韓国を率いる新しい大統領を選出する運命の日がやってきた。 韓国大統領選は9日午前6時から午後8時まで、全国の1万3964カ所の投票所で行われる。 選出される新大統領は国内外で厳しい状況に立たされている韓国の舵取りを担う重大な任務を背負うことになる。 野党陣営の候補が当選する場合、10年ぶりに政権交代が実現し、さまざまな革新と変化が行われる見通しだ。旧与党陣営の候補が勝利しても朴政権が弾劾で崩壊したため、各分野で変化を余儀なくされるとみられる。 今回の大統領選は朴前大統領の罷免に伴う「補欠選」のため、就任まで引き継ぎなど準備期間がなく、当選者は10日午前の当選確定の直後に就任宣誓を行い、大統領としての仕事を始める。 行政自治部は就任式を行うかどうかや開催時期などについて、当選者側と協議して決める方針を示している。 今回の大統領選は3日の世論調査公表禁止直前まで最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補が支持率1位を維持する中、朴政権で与党だった保守系「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補と中道系「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補が2位を争い、保守系「正しい政党」の劉承ミン(ユ・スンミン)候補と革新系の少数党「正義党」の沈相ジョン(シム・サンジョン)候補の支持率が1桁で低迷する1強・2中・2弱の展開となっていた。洪氏と安氏が大逆転に成功するかどうか、劉氏と沈氏がどこまで得票するか注目される。
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