【ソウル聯合ニュース】国連安全保障理事会の下に設置されている北朝鮮制裁委員会(1718委員会)のウェブサイトによると、5日時点で、3月に北朝鮮から石炭を輸入したと報告した国はない。中国が2月に北朝鮮からの石炭輸入を停止した後、北朝鮮は石炭を輸出できなくなったとみられる。 安保理は昨年11月、北朝鮮の5回目核実験を受け北朝鮮の石炭輸出に上限を設ける制裁決議を採択した。同決議は、国連加盟国が北朝鮮から輸入した石炭の量と金額を毎月末日から30日以内に北朝鮮制裁委に届け出るよう定めている。 1月と2月には中国と推定される1カ国がそれぞれ144万トンと123万トンの石炭輸入を報告していた。 中国は2月18日、安保理制裁決議に基づく措置として、同月19日から年末まで北朝鮮からの石炭輸入を停止すると発表した。その後に北朝鮮から到着した石炭は送り返したとされる。 一方、北朝鮮制裁委は北朝鮮の石炭輸出が上限を超えないよう、一定水準に到達すると警報を出すことになっている。現在までの輸出量は上限の35.7%程度だ。
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