テレビ討論会で記念撮影を行う(左から)洪氏、安氏、沈氏、文氏、劉氏=25日、高陽(聯合ニュース)
テレビ討論会で記念撮影を行う(左から)洪氏、安氏、沈氏、文氏、劉氏=25日、高陽(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】中盤戦に入った韓国大統領選(5月9日投開票)で、進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補と中道系「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補の支持率の差が広がり、両氏による2強の構図が大きく揺れている。 約10日前までは支持率調査で安氏は文氏に僅差まで迫っていたが、最近調査では10ポイント以上差が開いている。 主要政党5党の公認候補によるテレビ討論会や安氏に対する他候補の相次ぐ中傷合戦により、中道・保守層が離れた結果との分析が出ている。 今後の構図が1強(文氏)・1中(安氏)と朴槿恵(パク・クネ)政権で与党だった「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補、保守系「正しい政党」の劉承ミン(ユ・スンミン)候補、革新系少数党「正義党」の沈相ジョン(シム・サンジョン)候補による3弱の構図に再編されるか、安氏が支持率を取り戻して2強の構図を回復するか注目される。 韓国日報とコリアタイムズが韓国リサーチに依頼し、24~25日に全国の有権者1000人を対象に実施した世論調査によると、文氏は40.4%の支持率を得て、安氏(26.4%)を14.0ポイント上回った。 毎日経済新聞とMBNがメトリックスに依頼し、23~24日に全国の有権者1500人を対象に行った調査では文氏が40.3%、安氏は29.6%となり、10.7%ポイントの差をつけた。 また、韓国ギャラップが18~20日、全国の成人男女1004人を対象に実施した調査では文氏は前週より1ポイント上昇の41%となったのに対し、安氏は7ポイント下落の30%にとどまった。 韓国日報と韓国リサーチによる7~8日の調査では文氏(37.7%)と安氏(37.0%)の差は0.7ポイントにすぎなかった。 各世論調査で20%を上回っている無党派層の支持がどの候補に流れるかが13日後に迫る大統領選の重要な要素になるとみられる。また、安氏と洪氏の間で揺れ動き、劉氏も注視している保守・中道層の動向も重要なポイントになりそうだ。
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