日本の外交青書=25日、東京(聯合ニュース)
日本の外交青書=25日、東京(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は25日、外交部の報道官論評を発表し、日本の2017年版の外交青書が独島を日本固有の領土と主張したことに対し即時撤回を求めた。外交部は午後、在韓日本大使館の鈴木秀生総括公使を呼び、抗議の意を伝えるようだ。 論評は「日本政府が25日発表した外交青書を通じ、歴史的、地理的、国際法的に明白なわが固有の領土の独島に対する不当な領有権の主張を繰り返したことに対し強く抗議し、即刻撤回を促す」と表明。さらに、「日本政府は独島に対する無駄な試みを即刻中断し、正しい歴史認識が韓日関係の出発点であり必要条件だという点を自覚しなければならない」と強調した。 日本の岸田文雄外相がこの日閣議で報告した外交青書は、独島を日本固有の領土とし、韓国国会議員らの昨年の独島訪問についても容認できないとするなど、挑発的な内容を盛り込んでいる。 また、旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像が韓国・釜山の日本総領事館前に設置されたことを「極めて遺憾」とするとともに、慰安婦問題をめぐる2015年12月の韓日合意に触れ、「責任をもって実施することは国際社会に対する責務」と主張した。 来月9日投開票の韓国大統領選の有力候補たちは、慰安婦問題の韓日合意を見直す姿勢を示している。これに対し日本政府が外交青書を通じ、「最終的かつ不可逆的」解決への合意をあらためて突きつけたといえる。韓日関係にまた一つ、悪材料が加わりそうだ。
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