トランプ大統領の「異例的な動き」発言に解析分かれる…“中国の動き”か“北の核兆候”か(画像提供:wowkorea.jp)
トランプ大統領の「異例的な動き」発言に解析分かれる…“中国の動き”か“北の核兆候”か(画像提供:wowkorea.jp)
来る25日の朝鮮人民軍創設記念日(建軍節)などを契機とした北朝鮮の6次核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射の戦略挑発の可能性が浮上する中、ドナルド・トランプ米大統領が「2~3時間前、異例の動き(unusual moves)があった」と発言し、北朝鮮の動向に関心が注がれている。

 21日、海外メディアなどによると、トランプ大統領は20日(現地時間)、イタリアのジェンティローニ首相との首脳会談を終え、ホワイトハウスでの合同記者会見でこのように明かした。

 ブルームバーグやロイター通信はこの発言が中国の習近平国家主席の行動を評価したもので、脈絡上、北核問題を解決するための“中国側の動き”を意味すると解釈した。中国は最近、イージス艦「西寧」を朝鮮半島海域に派遣し、初の実弾演習をおこなったことが伝えられた。北朝鮮の核兵器爆発による類似状況までを備えた訓練と伝えられたが、これが北朝鮮への警告メッセージではないかとの解説だ。

 しかし、一角ではこうした表現が北朝鮮の核実験兆候を意味するものではと指摘する。在日米軍基地に配置された特殊探索機WC-135が20日、日本海上空に向け飛び立ったと伝えられたからだ。WC-135は大気中の放射性物質を採取する。実際、韓国政府は北朝鮮がいつでも核実験を強行できる状態だと見ている。こうした中、日本政府は朝鮮半島の有事の際に韓国滞留中の日本人を待避させるための一種のガイドラインを検討し始めている。

 一方、北核問題を論議する6カ国協議の日米韓首席代表が人民軍創設記念日の25日、東京で会談をおこなう。

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