20日、セウォル号左舷に設けた出入り口から船内に入る作業者ら=(聯合ニュース)
20日、セウォル号左舷に設けた出入り口から船内に入る作業者ら=(聯合ニュース)
【木浦聯合ニュース】朝鮮戦争の戦死者の遺骨発掘を専門としてきた韓国国防部の遺骨発掘鑑識団が21日、旅客船セウォル号の船内捜索に加わった。 セウォル号船体調査委員会によると、遺骨発掘鑑識団所属の下士官2人がこの日午前から現場に加わった。捜索作業に技術的なアドバイスを与え、作業者を教育する役割を負う。船体調査委は、遺骨発掘鑑識団の参加により「捜索作業が速度を増し、より正確になりそうだ」と期待を寄せる。 船内捜索は18日に始まったが、障害物がたくさんあるため船内への進入は1日に1~2メートルほどにとどまっている。これまでの引き揚げ・捜索作業で計183点の遺留品が見つかった。 セウォル号は2014年4月に韓国南西部の珍島沖で沈没し、今月上旬に木浦新港の埠頭(ふとう)に陸揚げされた。沈没事故では修学旅行中だった高校生ら295人が死亡し、9人が行方不明のままとなっており、行方不明者の遺体が船内に残っている可能性がある。
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