大統領選候補によるテレビ討論を見つめる市民=(聯合ニュース)
大統領選候補によるテレビ討論を見つめる市民=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の関係者は20日、大統領選(5月9日投開票)の主要候補の間で「主敵」の概念を巡り論争が起きたことを受け、北朝鮮を「敵」と規定しているとの立場をあらためて示した。 同部が昨年12月に発刊した国防白書は、北朝鮮の核・ミサイル脅威を取り上げ「こうした脅威が続く限り、北の政権と軍はわれわれの敵だ」と記述している。国防白書は2004年版から主敵という表現を使っていない。同関係者は記者団に対し、主敵という概念を使っていないことについて「さまざまな不要な誤解を呼びかねないため」と説明した。 19日夜に行われた主要政党公認候補5人によるテレビ討論会で、進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補は「北はわれわれの主敵か」という保守系候補の質問に「大統領になる人の発言ではないと思う」と答え、物議を醸していた。文氏は選挙戦で、中道系「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補と支持率でトップを争っている。
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