韓国メーカーが製造する納豆=(聯合ニュース)
韓国メーカーが製造する納豆=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で納豆の販売がこの10年で10倍に拡大した。健康に良い食品として関心を集めている。ある大型スーパーでは、大豆を発酵させた韓国の伝統食品、チョングクチャンの売上高を上回った。 調査会社リンクアズテックと食品業界によると、納豆の市場規模は昨年約250億ウォン(約24億円)で、前年に比べ59.4%拡大した。納豆の販売が本格化した2006年の約25億ウォンに比べるとほぼ10倍に成長した。 韓国で納豆は、韓国伝統のみその一種、チョングクチャンに比較されることが多い。大型スーパーのイーマートで両方の売上高合計を100とした場合、15年はチョングクチャンが52.9、納豆が47.1だったが、昨年はチョングクチャンが32.7、納豆が67.3と逆転した。今年はさらに差が広がり、今月16日まででチョングクチャンの26.5に対し納豆が73.5となっている。 韓国市場でシェアトップに立つのは食品大手プルムウォンだ。プルムウォン健康生活は05年、韓国人の味覚に合うよう納豆特有の匂いを抑えた製品を発売。今年から自社培養の納豆菌を使った製品を製造している。昨年のシェアは84%だった。 オットゥギやCJ第一製糖、東源F&Bなど、大手の参入も相次いでいる。 一方、イーマートは昨年、日本の大手タカノフーズの製品を輸入販売した。 食品業界関係者は「腸の健康はもちろん、肌の美容、免疫力増進などに良いと知られるようになり、納豆を購入する消費者が増えている」と説明した。食品メーカーがさまざまな新製品を売り出しており、今年の市場規模は2倍以上に成長すると予想した。
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