ショートトラックの沈錫希(左)とチェ・ミンジョン=(聯合ニュースTV)
ショートトラックの沈錫希(左)とチェ・ミンジョン=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】2018平昌冬季五輪・パラリンピックの開幕が300日後に近づき、「夢の舞台」に立つ韓国代表チームは意気込みを新たにしている。 平昌五輪は「一つになった情熱(Passion.Connected.)」をスローガンに、2018年2月9日に江原道平昌郡の平昌オリンピックプラザで開幕し、平昌、江陵、旌善一帯で17日間にわたり開催される。今月15日に、大会開幕300日前となる「G(Game)-300」を迎える。 韓国で初めて開催される冬季五輪とあって、選手たちの善戦に対する国民の期待と、韓国冬季スポーツの自負心を全世界に示そうとする韓国選手たちの意気込みも熱い。 平昌五輪で韓国はメダル20個(金8・銀4・銅8)を獲得し、総合4位に入ることを目標に掲げている。 韓国は10年のバンクーバー冬季五輪で歴代最多の金メダル6個(ショートトラック2個、スピードスケート3個、フィギュアスケート1個)、銀メダル6個、銅メダル2個を獲得し、歴代最高の総合5位に輝いた。 大韓体育会(韓国オリンピック委員会)は平昌五輪で自国開催の利点を最大限生かして歴代最多メダル数、歴代最高順位の更新を目指す。 韓国のお家芸であるスピードスケートとショートトラックはもちろん、急成長するボブスレー、スケルトンやスノーボード、カーリング、アイスホッケーでメダルが期待されている。◇メダル量産を期待 ショートトラック 韓国が過去の冬季五輪で獲得した26個の金メダルのうち、21個がショートトラックによるものだ。次いで、スピードスケートが3個。ショートトラックは銀メダルも12個獲得し、「韓国=ショートトラック」のイメージを世界に植え付けた。 平昌五輪でも、ショートトラックが目標達成の立役者になると見込まれる。ショートトラックの金メダル全8個のうち、半分以上を獲得するのが目標だ。 ショートトラックの韓国代表チームは早くから平昌五輪に出場する代表選手10人(男子5人・女子5人)を確定し、金メダル獲得へ本格的な準備に乗り出した。 ショートトラック女子のツートップ、沈錫希(シム・ソクヒ)とチェ・ミンジョンに、次世代のエース金雅郎(キム・アラン)、イ・ユビン、キム・イェジンが加勢する。 4年前のソチ五輪ではメダルゼロの屈辱を味わった男子代表チームも、エースのソ・イラとイム・ヒョジュンをはじめ、ファン・デホン、キム・ドギョム、クァク・ユンギが名誉挽回に挑む。◇スター選手続々 スピードスケート 平昌五輪を前に、スピードスケートで最も関心が寄せられているのは「氷速女帝」李相花(イ・サンファ)が女子500メートルで3連覇を達成するかどうかだ。 10年のバンクーバー五輪と14年のソチ五輪の500メートルで2連覇した李は、平昌五輪で優勝して華麗にオリンピックの舞台を終えるべく膝の故障と闘っている。 バンクーバー五輪の金メダリスト、李承勲(イ・スンフン)はマススタートと団体追い抜きで自身2個目の五輪金メダルを狙う。 また、マススタート女子と長距離種目の看板選手に成長したキム・ボルムも、金メダルを目指して汗を流している。◇不人気競技から脱皮へ そりやアイスホッケー 不毛の地で努力する代表的な競技がボブスレー、スケルトン、アイスホッケー、カーリングだ。 ボブスレー男子2人乗りのウォン・ユンジョン、ソ・ヨンウ組と、スケルトン男子のユン・ソンビンがメダルに最も近いとされる。  ウォン・ユンジョン、ソ・ヨンウ組は昨シーズンを世界ランキング1位で終え、世界を驚かせた。2016-17シーズンに行われた国際ボブスレー・スケルトン競技連盟(ISBF)ワールドカップ第1戦と第2戦ではそれぞれ3位、4位に入り、トップクラスの実力を誇示した。最近はやや不調ながら、自国開催の利点を生かしてメダル圏に入ることを目指す。 スケルトンのユン・ソンビンも、先月平昌五輪のテストイベントとして行われたISBFワールドカップ第8戦で2位に入り、実力を見せつけた。 アイスホッケー韓国男子代表チームは韓国国籍を取得した外国人選手と韓国人選手の成長が目覚ましい。今年2月の札幌冬季アジア大会で銀メダルを獲得し、歴代最高成績を記録した。 また、技量が急成長しているカーリングとスノーボードも、初のメダル獲得につながるか期待される。
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