10日の面会で握手を交わす武大偉代表(左)と尹炳世長官=(聯合ニュース)
10日の面会で握手を交わす武大偉代表(左)と尹炳世長官=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮核問題を巡る6カ国協議の中国首席代表を務める武大偉・朝鮮半島問題特別代表が、10日にソウルで行った韓国側との協議で「中国はいかなる場合でも北朝鮮の核保有国としての地位を認定、黙認しない」と述べていたことが11日、分かった。韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官が定例会見で伝えた。韓国首席代表の金ホン均(キム・ホンギュン)同部朝鮮半島平和交渉本部長との会談や、尹炳世(ユン・ビョンセ)同部長官を表敬訪問した席での発言だという。 武氏はまた、「核保有は決して問題解決の道にはなり得ないことを北朝鮮に認識させるべきだ」とも述べた。北朝鮮の非核化という目標を実現させるため、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議を徹底して履行すると強調したという。 一方、尹氏は武氏と会った席で、「北朝鮮は壁にぶつかり苦しんで初めて行動を変える」という武氏の昨年の発言を取り上げ、北朝鮮に戦略変化を迫る上で中国がより積極的な役割を果たすよう求めた。
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