10日の会談で握手を交わす金ホン均本部長(右)と武大偉代表=(聯合ニュース)
10日の会談で握手を交わす金ホン均本部長(右)と武大偉代表=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮核問題を巡る6カ国協議の中国首席代表を務める武大偉・朝鮮半島問題特別代表が、10日にソウルで行った韓国首席代表の金ホン均(キム・ホンギュン)外交部朝鮮半島平和交渉本部長との会談で、「(朝鮮半島の)非核化議論で突破口を開くには互いの安全保障上の懸念を話し合うべきだ」と主張していたことが11日、韓国外交筋の話で分かった。 武氏は、北朝鮮への制裁と圧力は必要だが、それでだけでは北朝鮮核問題を解決できないとし、朝鮮半島における非核化と平和体制構築(米朝平和協定の締結)に向けた対話を並行すべきだとする中国の立場をあらためて示した。中国は、これに向けた第一歩として北朝鮮が核・ミサイル開発を中断し、韓国と米国も定例の大規模軍事演習を中止すべきだと主張している。 一方、外交筋によると、武氏は会談で、国連安全保障理事会が採択した北朝鮮制裁決議の忠実な履行に同意し、北朝鮮の挑発を封じるべきだとの立場をはっきり示したという。 外交筋は「(米国で6~7日に行われた)米中首脳会談を機に米国が北への『単独行動』に言及したことを、中国も非常に気にしているようだ。中国に対する米国の要求と期待を武氏も強く意識しているようだった」と伝えた。
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