米中首脳会談を控え、弾道ミサイルの発射実験を行った北朝鮮=(聯合ニュースTV)
米中首脳会談を控え、弾道ミサイルの発射実験を行った北朝鮮=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が5日、東部の咸鏡南道・新浦付近から東海に向けて弾道ミサイルを発射したことについて、北朝鮮メディアは6日までに報道していない。 北朝鮮は金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が指示した主要兵器の実験が成功した場合は通常、翌日に関連事実を報道し、技術の進展を誇示してきた。 このため、5日の弾道ミサイル発射が失敗に終わった可能性があるとされる。 韓米両軍は北朝鮮が発射したミサイルの初期分析の結果、中長距離弾道ミサイル「北極星2」(米国側の呼称は「KN15」)と推定した。だが、飛行距離が約60キロと異常に短く、成功したか失敗したかについては「分析中」としていた。北極星2ではない可能性があるとの見方も出ている。 ただ、米中首脳会談(6~7日)をけん制する狙いで発射実験に踏み切ったものの、両国を過剰に刺激することを意識し、発射実験について詳しく報じていないか、金委員長が視察しなかったため、報道しなかった可能性もある。
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