運搬船に載せられ木浦新港を目指すセウォル号(奥)=31日、木浦(写真共同取材団=聯合ニュース)
運搬船に載せられ木浦新港を目指すセウォル号(奥)=31日、木浦(写真共同取材団=聯合ニュース)
【珍島聯合ニュース】2014年4月に韓国南西部の珍島沖で沈没した旅客船セウォル号を積載した半潜水式の運搬船が、31日午前7時に木浦新港に向け出発した。午後2時半ごろ到着する。沈没から1080日で港に入ることになる。 海洋水産部によると、セウォル号移送の準備作業は31日午前0時ごろ終わったが、安全を期して明るくなってからの出発とした。 早朝から雨が降っているが、波の高さは1メートル足らずで、天候に問題はないとみられる。運搬船は海洋警備当局の警備艦艇5隻に付き添われ、木浦新港までの105キロを約7時間半かけて進む。 運搬船が港に到着すれば、セウォル号の陸揚げ作業が行われる。運搬船に固定した溶接部分を外し、船内から水や油を取り除く準備作業に最短でも3日、船体の下に装備を差し込み陸に移す作業に1日かかる見通しだ。状況次第ではずれ込むこともある。 陸揚げ後は、今も行方不明の9人の遺体を捜索し、沈没原因をはじめとする疑惑の解明に向けて船体を調査する。 この沈没事故では修学旅行中の高校生ら295人が死亡し、9人が行方不明のままだ。
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