【ソウル聯合ニュース】韓国法務部は30日、国際テロ犯など犯罪を起こす恐れの高い外国人に対し、出発地の空港で韓国行き旅客機への搭乗を拒否する「搭乗者事前確認制度」を来月1日から全面施行すると発表した。 43カ国・169の空港を出発して韓国に向かう航空会社86社の全便に適用される。外国の出発空港で航空会社が乗客の情報を法務部の出入国管理情報システムに送れば、出入国当局が国際テロ犯や入国規制、紛失旅券などの情報を確認して搭乗可能かどうかをすぐに返答する。 法務部は2014年3月にマレーシア航空機が南シナ海上空で消息を絶った事故を機に同制度の導入に動き、15年2月から試験運用していた。この2年間で殺人未遂や窃盗、薬物犯罪などの前科を持つ入国禁止者、紛失旅券の所持者ら2271人の搭乗が拒否された。
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