【ソウル聯合ニュース】韓米の外交当局が、北朝鮮の6回目の核実験が強行された場合は国連安全保障理事会の制裁決議に強力な内容が含まれなければならないとの認識の下、新たな制裁として北朝鮮への原油輸出制限を検討している。複数の消息筋の話で30日、分かった。 両国は今月22日にソウルで開かれた6カ国協議の韓米首席代表会談で、北朝鮮が新たな挑発に乗り出した場合に強力な懲罰的措置を取ることで一致した。 金正恩(キム・ジョンウン)政権の「生命線」といわれる原油の北朝鮮向け輸出は大半が中国によるもので、輸出制限が実現した場合は中国の対北朝鮮制裁が最高水準に引き上げられることを意味する。 金正恩政権の崩壊による混乱を最悪のシナリオと見なす中国が安保理での協議の過程で原油輸出制限を受け入れるかどうかは不透明だが、韓米による推進自体が中国へのプレッシャーになるとの見方も出ている。 また、韓米は北朝鮮が核実験を強行した場合、北朝鮮労働者の海外派遣阻止も進める計画だ。 北朝鮮の5回目核実験を受け昨年11月に採択された安保理制裁決議には北朝鮮労働者の海外派遣に懸念を示し、加盟国に注意を促す内容が盛り込まれたが、派遣を強制的に阻止する項目はなかった。
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