テレビ討論会に出席した共に民主党の候補たち。左端が文氏=28日、釜山(聯合ニュース)
テレビ討論会に出席した共に民主党の候補たち。左端が文氏=28日、釜山(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】5月9日に実施される韓国大統領選に出馬する公認候補を選ぶ各党の予備選が中盤戦に入っている。 現在、各党の予備選でトップを走っている候補が公認候補になる可能性が高く、事実上、大統領選候補者の顔ぶれがそろったとの見方が出ている。 最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)前代表が他党を含めた候補者の中で支持率トップを守る中、候補一本化などに向けた動きも出始めている。 共に民主党が29日、忠清道で行う2回目の予備選は重要なポイントになりそうだ。文氏が最初の予備選に続き、今回も大差で圧勝する場合、独走態勢を固め、決選投票を経ず公認候補に決まる可能性が高くなる。 「自由韓国党」(旧与党セヌリ党)は29~30日に世論調査を実施。31日に党大会を開いて公認候補を決める。洪準杓(ホン・ジュンピョ)慶尚南道知事が優位に立つ中、李仁済(イ・インジェ)元党最高委員や金寛容(キム・グァンヨン)慶尚北道知事、金鎮台(キム・ジンテ)国会議員が競合している。 「国民の党」は28日に実施された3回目の予備選でも安哲秀(アン・チョルス)前代表が圧勝。4月4日までに3回の予備選を行う予定で、安氏が公認候補に決定することが確実視される。 保守系の「正しい政党」の公認候補は28日、劉承ミン(ユ・スンミン)国会議員に決まった。 一方、第3勢力として大統領選への出馬を模索する動きもある。共に民主党を離党した金鍾仁(キム・ジョンイン)前党非常対策委員会代表や鄭雲燦(チョン・ウンチャン)元首相、洪錫炫(ホン・ソクヒョン)前中央日報・JTBC会長は29日、ソウル市内のホテルで会合を開いた。金氏と鄭氏は大統領選への出馬が取り沙汰されており、洪氏は大統領選で一定の役割を果たす意向を示している。
Copyright 2017(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0