SKグループの崔泰源会長(資料写真)=(聯合ニュース)
SKグループの崔泰源会長(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の半導体大手、SKハイニックスが日本の金融機関系の投資家と組み、東芝が売却する半導体事業の入札に参加したことが29日、分かった。 1回目の入札に2~3兆ウォン(約2000億~3000億円)で応札したとされるSKハイニックスは、今回は過半数の株式取得を条件とし、上乗せ金(プレミアム)を含め10兆ウォン以上で応札したとされる。 入札には台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下のフォックスコンや米マイクロン・テクノロジー、米ウエスタンデジタル(WD)などが参加したとみられている。 サムスン電子は独占禁止法に抵触することになり、入札は検討しなかったとされる。 東芝は30日に臨時株主総会を開き、半導体事業の分社化を決め、6月ごろ優先交渉権者を決定する方針だ。 SKハイニックスは崔泰源(チェ・テウォン)会長が半導体事業の拡大を目指しており、入札に参加したとされる。崔会長は2012年、エルピーダメモリの買収も検討していた。 SKハイニックスは昨年10~12月期のNAND型フラッシュメモリーの世界市場でサムスン電子、東芝、ウエスタンデジタル、マイクロン・テクノロジーに次ぐ5位のシェアを占めている。東芝の半導体事業を買収する場合、2位に浮上する見通しだ。
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