【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部のノ・ジェチョン広報室長は28日の国防部定例会見で、北朝鮮がこの数週間に弾道ミサイルのエンジン実験を3回実施したとする米CNNの報道について質問を受け、「韓国軍は北がミサイル能力の高度化を継続しているとみており、報道内容もその延長線上で評価している」と述べた。北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射する可能性について問われると、「(ICBMによる)挑発を念頭に万全の態勢を維持している」と強調した。 北朝鮮は、18日に北西部東倉里のミサイル基地「西海衛星発射場」で「新型高出力ロケットエンジン」の地上燃焼実験を行い、成功したと19日に発表したが、CNNは米国防総省の当局者の話として、北朝鮮が24日にも弾道ミサイルのエンジン実験を行っていたと報じた。同省は初期の分析作業の結果、北朝鮮が公開した新型エンジンがICBMに用いられる可能性があると判断したという。 北朝鮮のミサイルエンジン実験は米国の軍事衛星が捕捉し、韓国軍は米軍との情報共有でこれを把握している。
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