朴槿恵氏　逮捕状発付なら拘置所収監の３人目元大統領

【ソウル聯合ニュース】韓国の検察が２７日に請求した朴槿恵（パク・クネ）前大統領の逮捕状を裁判所が発付すれば、朴氏は拘置所に収監される３人目の元大統領となる。　過去に軍人出身の全斗煥（チョン・ドゥファン）、盧泰愚（ノ・テウ）の両元大統領が収監されている。　１９９５年１１月、検察は盧氏が在任中に大宇グループなど大企業のトップから企業経営に便宜を図る見返りに２０００億ウォン（現在のレートで約１９８億円）台の賄賂を受け取ったとして逮捕状を請求した。裁判所の逮捕状発付により、盧氏はソウル拘置所に収監された。　同年１２月、検察は過去のクーデターに絡む内乱と内乱目的の殺人容疑で全氏に出頭を求めたが、全氏は応じず故郷に戻った。そのため検察は反乱首謀などの容疑で逮捕状を請求、裁判所が翌日に発付し、全氏はソウル近郊の安養刑務所に収監された。　一方、盧武鉉（ノ・ムヒョン）元大統領は退任後の２００９年、実業家のロビー事件に関し検察の聴取を受けたが、逮捕状を請求するかどうか決まる前に自殺し、捜査は終了した。