21日に検察に出頭した朴前大統領=(聯合ニュース)
21日に検察に出頭した朴前大統領=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国検察が27日、朴槿恵(パク・クネ)前大統領の逮捕状を請求した。朴氏は収賄や職権乱用など計13の容疑を否認し続けており、29日ごろと予想される逮捕状発付の審査でも検察との攻防が予想される。 朴氏は21日午前に検察に出頭し、調書確認の時間を含め21時間に及ぶ聴取を受けた。親友の崔順実(チェ・スンシル)被告と共謀し、サムスングループから430億ウォン(約43億円)台の賄賂を受け取った容疑に関しては、崔被告の金品受け取りを知らず、自身は無関係だと主張したとされる。 崔被告が実質支配した文化、スポーツ支援の2財団に対し大企業に774億ウォンの資金拠出を強要したという容疑には、拠出を直接要求したことはないとの趣旨の供述したようだ。また、崔被告に国家機密47件を漏えいした容疑についても、演説原稿の手直しを頼んだほかは、自分が指示したことはないとの姿勢を崩していない。 逮捕状発付の審査でも、朴氏側は昨秋の検察の最初の捜査段階から担当してきた2人の弁護士を中心に、こうした主張を繰り返すとみられる。 検察からは、21日に朴氏を聴取したソウル中央地検の韓雄在(ハン・ウンジェ)刑事8部長と李ウォンソク(イ・ウォンソク)特殊1部長が出席しそうだ。 ただ、朴氏自身は審査に出席しない可能性がある。
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