西海守護の日を迎え、政府関係者は中部の国立墓地、大田顕忠院での記念式典に出席した=24日、大田(聯合ニュース)
西海守護の日を迎え、政府関係者は中部の国立墓地、大田顕忠院での記念式典に出席した=24日、大田(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国海軍は「西海(黄海)守護の日」の24日、東海と黄海、南海の全海域で大規模な海上機動訓練を実施する。海軍は「黄海の(南北軍事境界線にあたる)北方限界線(NLL)と西北島しょを守って散った戦友の護国守護の思いをたたえ、北の挑発、威嚇に対する報復の意志を固めるため」と説明した。 西海守護の日は2002年の韓国と北朝鮮間の銃撃戦である第2延坪海戦、10年の韓国海軍哨戒艦「天安」撃沈事件、延坪島砲撃事件と、北朝鮮が黄海で起こした軍事挑発を振り返り、安保の意志を新たにするための記念日。3月第4金曜日と定めており、今年が2回目だ。 この日の訓練には、「大祚栄」(4400トン級)をはじめとする駆逐艦、2500トン級の新型を含む護衛艦、哨戒艦艇、高速艇、潜水艦などの艦艇約20隻と、哨戒ヘリコプターが参加する。 海軍の第1艦隊は東海、第2艦隊は黄海でそれぞれ、海上から進攻する北朝鮮の特殊部隊を攻撃する対特殊戦部隊作戦、敵の潜水艦を探知、破壊する対潜訓練、対艦・対空の実射訓練などを実施する。第3艦隊は南海で、敵の後方侵攻を断ち海上交通路を保護する作戦や、原子力発電所など国の重要施設を守るための対潜水艦・対艦実射訓練を行う。 海軍は西海守護の日と天安撃沈事件から7年を迎えるのに合わせ、今月17~24日を「安保強調期間」と定め、各部隊での戦術討議や将兵の精神教育、北朝鮮挑発に対する報復の決意固め、天安撃沈事件犠牲者の追悼などを進めてきた。 第1艦隊と第3艦隊はこの日、海洋守護の決起大会を開く。天安撃沈事件から丸7年の26日には第2艦隊で追悼行事を催す。
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