セウォル号の本格的な引き揚げ作業が始まった=22日、珍島(聯合ニュース)
セウォル号の本格的な引き揚げ作業が始まった=22日、珍島(聯合ニュース)
【世宗、珍島聯合ニュース】韓国海洋水産部は22日午後8時50分から、2014年に南西部の珍島沖で沈没した旅客船セウォル号の本格的な引き揚げに着手したと明らかにした。 作業が順調に進めば23日午前11時ごろには水面上13メートルの高さまで船体が引き揚げられると予想される。14年4月の沈没からおよそ3年を経て再び水面上に姿を現すことになる。 海洋水産部は気象条件が良好なことから24時間交代で引き揚げ作業を実施することを決めた。 同部と引き揚げを担う中国企業の上海サルベージは22日午前10時から引き揚げテストに着手し、午後3時半ごろに船体を海底から約1メートル持ち上げることに成功した。 現在は66本の引き揚げ用ワイヤーで連結されたバージ船2隻の油圧ジャッキを作動し、均衡を保ちながら船体を少しずつ持ち上げる作業を進めている。 海洋水産部の金栄錫(キム・ヨンソク)長官は同日午後に珍島を緊急訪問し、本格的な引き揚げ作業を指揮している。同部は23日午前10時に珍島郡庁で記者会見を開き、進行状況について説明する予定だ。
Copyright 2017(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0