ロッテ創業家一族の初公判に出廷した徐美敬氏=20日、ソウル(聯合ニュース)
ロッテ創業家一族の初公判に出廷した徐美敬氏=20日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル中央地裁で20日開かれたロッテグループ創業家一族の初公判に、創業者の辛格浩(シン・ギョクホ、日本名:重光武雄)氏の内縁の妻、徐美敬(ソ・ミギョン)氏が被告として出廷した。 徐氏がメディアの前に姿を見せたのは数十年ぶり。徐氏は格浩氏の次男で韓国ロッテグループ会長の辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)氏からロッテシネマ内の売店を不法に賃借し、770億ウォン(約77億2000万円)の利益を不当に得たとして背任罪などで起訴された。 格浩氏からロッテホールディングスの株式を譲り受けながら、贈与税など300億ウォン相当の税金を納めなかった罪も適用された。 検察は捜査当時、日本に滞在中の徐氏に対し、弁護士を通じて自主的に出頭して取り調べを受けるよう複数回要請した。しかし徐氏がこれに応じなかったため、初公判に出席しなければ逮捕状を発付すると警告していた。 1977年に第1回ミスロッテに選ばれ、芸能活動をしていた徐氏は80年代初めに突然、マスコミの前から姿を消した。83年に格浩氏の娘を出産し、事実上内縁の妻となった。
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