殺害された金正男氏(イメージ)=(聯合ニュース)
殺害された金正男氏(イメージ)=(聯合ニュース)
【ジャカルタ聯合ニュース】マレーシア警察のノール・ラシド・イブラヒム副長官は16日の記者会見で、同国の空港で先月殺害された北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏の遺体について、「彼ら(遺族)が政府に(取り扱いを)任せたと理解している」と述べた。国営ベルナマ通信などマレーシアの地元メディアが報じた。 マレーシアのザヒド副首相は15日、正男氏の遺体の身元確認に、同氏の子どもから提供を受けたDNAサンプルを使ったことを明らかにした。同国警察は10日、遺体の身元を北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄である正男氏と確認したと発表したが、その手段は公表しなかった。 これを踏まえると、副長官の発言は遺族がマレーシア警察と接触して遺体の身元確認に協力し、捜査上の必要から遺体の管理を当面一任したとの意味に解釈できる。 マレーシアの保健当局は13日、正男氏の遺族に向け、2~3週間以内に遺体を引き取る意思を示すよう呼びかけた。
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