【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が平壌市内に造成される新都市「黎明通り」の建設現場を視察したと、朝鮮中央通信が16日報じた。 同通信は金委員長が早朝に建設現場に到着し、「建設現場に流れるきらびやかな光はまるで暗闇を明るくする黎明のように見える」とし、「社会主義のわが祖国に日が昇るようだ、まさに黎明通りだ」と称賛したと伝えた。 金委員長は建設現場を視察し、建設状況について具体的な指示を下したという。 また故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日(4月15日、太陽節)まで30日しか残っていないとし、建設を急ぐよう呼びかけた。 朝鮮中央通信は黎明通りの規模について、「敷地面積が約89万平方メートル、延べ建築面積は約172万8000平方メートルに及ぶ大規模な建築工事だ」と紹介した。 金委員長は1月25日にも黎明通りの建築現場を視察し、太陽節までに建設を終えるよう指示していた。金委員長は当初昨年中の完工を指示したが、昨年発生した水害の影響などで工期が遅れていた。 今回の視察には黄炳誓(ファン・ビョンソ)軍総政治局長、金正寛(キム・ジョングァン)人民武力省副相、馬園春(マ・ウォンチュン)国務委員会設計局長らが同行した。 黎明通りは平壌の錦繍山太陽宮殿と竜興交差点の間に造成される新都市で超高層ビルなどが立ち並ぶ予定だが、無理な工事日程による安全問題が提起される可能性もある。 金委員長は国際社会の制裁が無用であることを強調するため、黎明通りの造成事業を意欲的に推進してきた。 朝鮮中央放送によると、建設の進捗率は14日現在で91%を越えた状態だ。
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