米空軍特殊戦部隊(米空軍HPより)=(聯合ニュース)
米空軍特殊戦部隊(米空軍HPより)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓米両軍が1日に開始した野外機動訓練「フォールイーグル」ときょう13日からの韓米定例合同軍事演習「キー・リゾルブ」に、米軍の特殊作戦部隊が過去最大規模で参加するようだ。陸海空軍と海兵隊の特殊作戦部隊だけでなく、これを統合指揮する特殊作戦軍の兵力も参加し、朝鮮半島に有事が発生した際に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長をはじめとする北朝鮮指導部を排除する訓練も実施するとみられる。 韓国政府筋は13日、「今年のキー・リゾルブとフォールイーグルは例年より規模が大きく、米軍の多様な特殊戦力が参加する。これら部隊は最近変化した朝鮮半島での任務に基づきさまざまな訓練を行うだろう」と明らかにした。 「変化した朝鮮半島での任務」とは、核とミサイルの開発に執着する金委員長をはじめ、戦争を指揮する北朝鮮の指導部を有事の際に除去するなどの高難度の任務を指す。平壌への潜入や指導部の除去、戦争指揮施設の爆破などへと任務が拡大することになる。 これまでのフォールイーグルには、陸軍と空軍、海軍などの特殊部隊から約1000人が参加していた。今回は参加する部隊がさらに多様化し兵力も増え、過去最大規模になると、政府筋は伝えた。 一方、韓国軍は金委員長の除去などの任務を遂行する約1000人規模の特殊任務旅団を12月1日付で創設するとされる。軍のある関係者は「韓米の特殊作戦部隊の合同訓練は特殊任務旅団が創設されるまで続くだろう」と述べた。同旅団が創設と同時に任務に就けるよう、韓米の特殊部隊の合同訓練を通じ準備していくという。
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