正男氏息子の保護を支援か　「特に言及するものない」＝韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の趙俊赫（チョ・ジュンヒョク）報道官は９日の定例会見で、マレーシアで暗殺された北朝鮮の金正男（キム・ジョンナム）氏の息子、ハンソル氏の保護を韓国政府が支援したかどうかについて、「その件については（事実なのかどうかについて）特に確認できるものはない」と述べた。　また、韓国政府が今後、人道的な観点からハンソル氏の保護などを支援する可能性についても、「特に言及するものはない」とした。　ハンソル氏は８日までに、動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開した動画で「父は殺害された」などと主張した。動画を投稿した「千里馬民防衛」を名乗る組織はホームページで、正男氏の家族を安全な場所に避難させたとして、これを支援したオランダ、中国、米国の政府と匿名のもう１カ国の政府に感謝の意を表明。匿名の国は韓国か、ハンソル氏が現在滞在している国との見方が出ている。