釜山の日本総領事館前に設置されている少女像=(聯合ニュース)
釜山の日本総領事館前に設置されている少女像=(聯合ニュース)
【釜山聯合ニュース】韓国・釜山の日本総領事館前に設置された旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像を守る活動などを行っている市民団体「少女像を守る釜山市民行動」は28日、独立運動記念日の3月1日、少女像付近の「鄭撥将軍銅像」 前で集会を開く計画を明らかにした。 少女像をめぐっては、外交部が釜山市や東区に対し、「慰安婦問題の歴史的な教訓をこの先も長く記憶することができる適切な場所に移す案について知恵を集める必要がある」という内容の公文書を送っている。 団体は少女像を移転しないよう求めるとともに、東区に像の周辺に張られている張り紙の撤去や像の管理を促す方針だ。 集会には約1000人が参加する予定で、日本総領事館の周りを一周する平和的な行進も行う。 集会は当初、警察が外国公館の業務妨害などの恐れがあるなどとして禁止としたが、団体は釜山地裁に集会禁止通告処分の取り消しを求める仮処分申請を裁判所に申し立てた。このほど地裁は「集会やデモに関する法律上、外国公館前の100メートル以内での開催を禁止している集会に当たるが、これまで行われた集会から、平和的な集会になることが予想される」と指摘。「集会日は祝日で、領事館の業務の妨害にならず、暴力・大規模デモで外交機関の機能や安寧を侵害する懸念が低い」と判断し、開催を許可した。
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