大韓航空が導入したボーイング787-9=27日、仁川(聯合ニュース)
大韓航空が導入したボーイング787-9=27日、仁川(聯合ニュース)
【仁川聯合ニュース】大韓航空は27日、新型の中型旅客機、ボーイング787-9(通称ドリームライナー)の導入記念式とメディア公開行事を仁川国際空港で行い、趙源泰(チョ・ウォンテ)社長をはじめとする関係者が参加した。韓国の航空会社が同機を導入するのは初めて。 大韓航空のボーイング787-9はファーストクラス6席、プレステージクラス18席、エコノミークラス245席の合計269席。機内に入ると座席や空間が広く、窓が大きいと感じる。 床から天井までの高さは最長253センチで、同社の他の機種よりも7~15センチ高い。エコノミークラスの座席は前の座席と背もたれまでの距離が83~86センチ程度でエアバス380型機と同じだが、座席がスライド式なので前の座席が背もたれを倒しても、余裕がある。 窓の大きさはエアバス330型機に比べ78%、ボーイング777に比べ20%大きくなった。シェードをなくし、ボタン操作で窓の明るさを5段階で調節できるようになっている。実際に操作してみると、90秒ほどで透明な状態から外が全く見えない黒い窓に変わった。 飛行中は気圧、湿度、騒音などの機内環境が改善されたことをはっきりと感じることができる。 同機の飛行中の気圧は高度6000フィート(約1830メートル)程度のレベルに調整されており、これまでの8000フィートレベルの気圧に比べ、長距離移動時の疲労感が軽減される。湿度はこれまでの11%から15~16%に高めてあり、快適だ。特殊な技術でエンジンを覆うことで、離着陸時に発生する騒音が従来比で60%以上少ない。 大韓航空のボーイング787-9は韓国内での認可、テスト飛行などを終えた後、3月中旬から金浦―済州線に投入される。6月には国際線初となるカナダ・トロント線で運航される。同社は2019年までに同機を合計10機導入する。
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