大手スーパーの輸入ビールコーナー(資料写真)=(聯合ニュース)
大手スーパーの輸入ビールコーナー(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で1~2人世帯が増加していることに伴い、「ホンスル」(一人酒を言う新造語)の風潮が広がり、大型スーパーで輸入ビールの売上高が初めて国産ビールを上回ったことが26日、分かった。 スーパー大手、イーマートは今月1~23日のビールの売上高に輸入ビールが占める割合が57.1%となり、初めて国産ビールを超えたと明らかにした。輸入ビールの割合は2012年には25.1%だったが、毎年上昇を続け、昨年末には42.4%まで上がっていた。 今年1月1日から今月23日までの輸入ビールの販売量は前年同期比で39.3%増えた。国産ビールの増加幅は3.3%にとどまった。 業界の専門家らは輸入ビールの割合が上昇していることについて、最近1~2人世帯が全体の50%を増え、一人でビールを楽しむ人が大きく増えたためと分析する。 韓国の行政自治部によると、昨年9月末時点の1人世帯の数は739万世帯となり、全世帯(2121万世帯)の34.8%に達した。2人世帯を合わせると1191万世帯となり、全体の56.1%を占める。 昨年9月に「不正請託および金品など授受の禁止に関する法律」が施行された影響で接待が減って退社後は家族と食事をする文化が広がり、自宅で軽くビールを楽しむ人が増えたのも輸入ビールの売り上げ増加を後押ししたとみられる。 イーマートの酒類チーム長は「香りが良いエールビールを中心に消費者が好みに合わせてさまざまな輸入ビールを楽しむ文化が定着した」と述べた。 先月、輸入ビールの売上高の割合が50%に迫っていた大手スーパー、ホームプラスも今月に入って50%を超えたとされる。 ロッテマートの輸入ビールの売上高(今月1~23日)が全体に占める割合は47.4%となり、3~4月ごろには50%を上回ると予想される。
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