光化門広場で開かれた集会=25日、ソウル(聯合ニュース)
光化門広場で開かれた集会=25日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する憲法裁判所の弾劾審理が大詰めを迎えている中、弾劾の賛成派と反対が25日、それぞれ集会を開いた。同日は朴大統領の就任から丸4年となる。 約1500の団体でつくる「朴槿恵政権退陣非常国民行動(退陣行動)」はソウル都心の光化門広場で集会を開催し、政府から独立して朴大統領に絡む疑惑を調べている特別検察官の捜査期間の延長や朴大統領の弾劾などを求めた。また、青瓦台(大統領府)や憲法裁判所付近まで行進を行った。 集会には最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)前代表らの野党陣営の有力政治家らも参加した。 退陣行動はソウルの集会に100万人、全国的には107万8130人が集会に参加したと発表した。憲法裁は最終弁論の期日を27日に定めており、退陣行動は3月1日(独立運動記念日)にも大規模な集会を開く予定だ。 一方、保守団体などでつくる「大統領弾劾棄却のための国民総決起運動本部」もソウル・徳寿宮の大漢門前で集会を開催、憲法裁に対し、弾劾を棄却するよう要求した。憲法裁を脅すような過激な発言もあった。集会には朴大統領の代理人や与党「自由韓国党」所属の議員らが参加した。 運動本部も3月1日に再び集会を開くとした。
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