光化門広場で開かれた朴大統領の罷免を求める集会=18日、ソウル(聯合ニュース)
光化門広場で開かれた朴大統領の罷免を求める集会=18日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する憲法裁判所の弾劾審理が大詰めを迎え、週末の25日に弾劾の賛成派と反対がそれぞれ集会を開くとしており、緊張感が高まっている。25日は朴大統領の就任式が開かれてから丸4年となる。  約1500の団体でつくる「朴槿恵政権退陣非常国民行動(退陣行動)」はソウル都心の光化門広場で朴大統領の退陣や弾劾、黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相の退陣などを求める集会を開く。青瓦台(大統領府)や憲法裁などへの行進も行う。 韓国労組の2大全国組織の一つ、全国民主労働組合総連盟(民主労総)や全国農民会総連盟(全農)などでつくる「民衆総決起闘争本部」が行う集会も予定されており、これまでより大規模な集会になる見通しだ。 憲法裁は弾劾審理の最終弁論を27日に行うことを決めており、弾劾を求める市民らも参加するとみられる。 一方、保守団体などでつくる「大統領弾劾棄却のための国民総決起運動本部」は朴大統領の就任4周年に当たる日に退陣を求める大規模な集会が行われることに対抗し、ソウル市庁前のソウル広場などで集会を開く。一部の日刊紙には「(朴大統領の親友、崔順実被告の元側近)コ・ヨンテ一味によって企画された陰謀でぬれぎぬを着せられた大統領を守るため、皆が行動しなければならない」と訴える広告を掲載した。 憲法裁は警察に対して裁判官の警護を要請、警察は22日から裁判官8人全員を警護している。憲法裁には昼夜に1部隊を配置していたが、昼間には2部隊を配置する方針を決めるなど、警備を強化している。
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