金正男氏、1月までの「平壌復帰命令」を拒否＝殺害の引き金か

北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男（キム・ジョンナム）氏殺害事件の捜査が進む中、正男氏がことし初め、平壌（ピョンヤン）に戻るように出された指示を拒否していたと報じられた。

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　複数のメディアは24日、北朝鮮関係消息筋の言葉を引用した上で「北朝鮮が正男氏の息子ハンソル氏の大学卒業を契機に、ことし1月まで平壌に戻るよう要求した」とし、「正男氏がこれを拒否したことから、殺害が強行された可能性がある」と伝えた。
　
　特に昨年4月、ソウルで開かれた脱北者団体行事で「北朝鮮亡命政府」構想が初めて提示されて以降、海外脱北者団体が正男氏と接触してきたとし、「北朝鮮がことし4月、『亡命政府』樹立宣言のための動きを監視し、正男氏の平壌復帰を要求していた」と説明した。