正男氏殺害事件受け…北・人権の深刻性に対する認識向上と改善努力を拡散へ＝韓国統一部

北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男（キム・ジョンナム）氏殺害事件に関連し韓国政府は、国民の身辺安全を最優先に対応し、北朝鮮の人権の深刻性に対する認識向上と改善努力を拡散すると明らかにした。

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　韓国統一部は23日、国会外交統一委員会懸案報告資料で「2月13日午前、マレーシア・クアラルンプール空港で金正男が殺害された」としながら、このように伝えた。

　統一部は資料で、マレーシア警察が現在、具体的な死因確認のため家族のDNA採取など追加調査を進行しているとしながらも、「アフマド・ザヒド・ハミディ副首相は16日の記者会見で、死亡した“キム・チョル”が“金正男”であることを述べた」と強調した。

　それと共に統一部は、関係機関間の協力のもと、国民の身辺安全を最優先に一貫して対応する計画だと説明した。

　具体的には脱北民の身辺安全のための点検システム維持および管理強化、中・北国境地域に居住する国民（事業家・宣教師など）を対象にした身辺安全有意案内、北朝鮮離脱住民定着支援事務所や韓半島統一未来センターなど所属機関のセキュリティー状況点検および安全措置徹底などだ。

　さらに、殺害事件での北朝鮮政権関与を確認した場合、金正恩政権の無謀さと残酷性に対する国内外的認識拡散の努力と共に、人権侵害の事例調査など実質的人権改善のための多角的な方案を準備することを決定した。