北朝鮮「マレーシア警察が妄想で捜査…リ・ジョンチョルらを釈放せよ」(提供:news1)
北朝鮮「マレーシア警察が妄想で捜査…リ・ジョンチョルらを釈放せよ」(提供:news1)
北朝鮮籍の容疑者8人が金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件に関与するなど、今回の事件の背後に北朝鮮がいることを意味する内容をマレーシア警察が明らかにした中、北朝鮮大使館がマレーシア政府のこのような主張に強く反発した。

 北朝鮮大使館側は22日午後4時50分ごろ、北朝鮮大使館前で配布した声明文を通じて、マレーシア政府の捜査を強く批判する一方で、リ・ジョンチョルなど逮捕された容疑者を直ちに釈放するよう要求した。

 北朝鮮大使館側は「マレーシア政府は死亡者の名前と身元確認することに執着するなど捜査の始めから事件の容疑者に北朝鮮市民をターゲットにして、疑った」とし「マレーシア政府は死亡した北朝鮮市民の身元確認のために死亡者の家族DNAテストを我々の確認もなく要請した」と述べた。

 また「これは北朝鮮主権に対する深刻な侮辱であり違法な行為で、国際法や関心、外交的な特例を違反したもの」とし「さらにマレーシアが韓国側の肩をもっているという明確な証拠」と主張した。

 北朝鮮大使館はきょうで事件発生から10日が過ぎたにも関わらず、警察はすでに逮捕した容疑者から何の証拠も見つけていない、として「もしマレーシアが、韓国や外国メディアの根拠のない疑惑提起に影響を受けていないとすれば、調査過程で北朝鮮を尊重しなければならない」と伝えた。

 さらにこの日、マレーシア警察が発表した内容についても反論した。大使館側は「警察が犯行現場が収められた監視カメラの場面に基づき、女性容疑者が手で男性の顔に毒物をつけたという妄想で捜査をしている」とし「万一、そうならば、容疑者らはどうやって事件後も生き残ったというのか」と疑惑を提起した。

 続けて「これは、女性容疑者がいたずらで男性の顔につけた液体が理由ではなく、死因は別にあることを意味する」とし「マレーシア政府は今すぐ無実の北朝鮮住民リ・ジョンチョルとベトナム女性、インドネシア女性を釈放すべきだ」と強調した。

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