昨年7月、中米ニカラグアで開かれた韓流公演(資料写真)=(聯合ニュース)
昨年7月、中米ニカラグアで開かれた韓流公演(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が20日発表した国際収支のサービス貿易統計によると、昨年の「音響・映像および関連サービス」は5億1030万ドル(暫定値、約576億円)の黒字を記録した。 これは2015年(2億4490万ドル)の2.1倍に達する黒字額で、統計を取り始めた2006年以降、初めて5億ドルを超えた。 音響・映像サービスの収支は2013年に380万ドルの赤字を記録したが、2014年に8040万ドルの黒字に転換した後、黒字の規模が毎年拡大している。 国際収支においてこの項目は韓流コンテンツと密接な関係があり、ドラマをはじめとするテレビ番組、映画、ラジオ、ミュージカル関連サービスと音響録音、映画などの売買が含まれる。芸能人の海外公演の収入もここに該当する。 昨年黒字額が大きく伸びたのは、海外での収益が急増したためだ。 音響・映像サービスの収入は8億1740万ドルで、2015年の5億8130万ドルから40.6%(2億3610万ドル)増加??した。 一方、昨年韓国が海外に支出した金額は3億710万ドルで、2015年(3億3640万ドル)に比べ8.7%(2930万ドル)減少した。 音響・映像サービスの収支における黒字はこれまで微々たる規模だったが、サービス収支全体が赤字から抜け出せない中、最も貢献度の高い分野に浮上した。 昨年の韓国のサービス収支は運送収支の不振などの影響により、過去最大となる176億1000万ドルの赤字を記録した。 一方で、昨年の韓流文化の海外進出はこれまでに例を見ないほど活発だった。 映画振興委員会によると昨年の韓国映画の輸出実績は1億109万ドルで、昨年に比べ82.1%増加した。また、中国ではドラマ「太陽の末裔」が人気??を集め、米国・中南米ではKポップの人気が続いた。 韓国国際交流財団がこのほど発行した「2016年地球村韓流現況」によると、昨年12月に109カ国・地域を対象に調査した結果、88カ国・地域で韓流同好会1652団体が結成され、会員5939万人が活動中だ。2015年に比べ同好会は10.6%、会員数は68%増加??した。
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